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2014年8月 1日 (金)

『黒い家』読了!

ひいいいいいい、こわかった・・・ひいいいいいいいい

一度読み出したら途中でやめるのが怖くて、徹夜で読み切りました(;´Д`)

ねむい・・・。

最初の細々したエピソードも面白いし、伏線も効いてていいんだけど、やっぱり表題の「黒い家」が登場してからが面白いですね!

とくに秀逸だと思ったのは、一見なんでもない作文を分析するくだり。

以下、ややネタバレ含む感想なので、お嫌な方はバックで↓





たまに怖い物が読みたくなって、ウィキペディアで実際にあった殺人事件の記述などを読んだりするんですけど(そして恐怖でその場に固まってる・・・)、『黒い家』はそういう実際の猟奇事件をよく取り入れて作られているなぁ、と感心しました。

シリアル・キラーとかで検索して出てくる外国の事件は、想像を絶する陰惨さ・・・。

じゃあ日本の殺人事件は怖くないかというとそんなことは全くなく、どこか映画の話を聞いているような感覚に囚われる外国の事件と違って、「自分も被害者になるかもしれない」という生々しさが本当に怖い・・・。

『黒い家』では日本で実際に起こりそうな事件が、リアルに描写されていますね。

この本が発売された後に起きた事件で、この本の内容を思い起こさせるような事件も何軒かありますね・・・。

結婚詐欺で保険金をだまし取った女や、従業員を拉致監禁し被害者の両親から金を搾り取れるだけ搾り取って被害者を殺した夫婦などを思い出します・・・。考えるだけで強い憤りを感じる・・・。


事件の怖さやテンポの良さは文句なく傑作だと思うんですが、ヒロインの恵に感情移入できなかった点だけが、私は残念でした。

典型的などこにでもいそうな真面目な主人公に対して、ヒロインの方はかなり特殊な女性像ですよね。

ヒロインと主人公の会話は伏線がちりばめられていてよく考えられた物だけれど、考えられすぎていて逆に恋人同士の気を許した雰囲気がほとんど感じられなかった。

恵がなぜあんなにも金石を嫌悪するのか、その理由は語られていますが、個人的に納得することはできなかったです。

恵と金石の思想は真っ向から対立していますが、どちらが筆者の考えなのだろうか?

たぶん私はどちらでもないのだろうと思いました。

どちらもかなり極端なことを言っていますよね。

筆者の考えは金石の説にも、恵の意見にも全肯定も全否定もできない、どちらの側にもつけない主人公の思いが一番近いのではないか、そう思いました。


金石がまるで悪役のように描写されていますが、彼がホモセクシャルであるということは必要だった部分なのだろうか・・・。

けっこうこれ、同性愛への差別だって批判される部分じゃないかなぁ・・・?

「ホモセクシャル」という言い方がすでに差別用語なので、「ゲイ」に改めた方がいいと思うし・・・。

かのディズニーでも、日本の多くのアニメ・マンガでも、悪役の男をゲイっぽく見せるのはよく見られることです。(そしてそれに対する批判も多い)

これは男性作家の無意識の嫌悪感の現れなのだろうか・・・?

女性作家が女性の悪役をレズビアンのように描写する、ということはほとんど見られないことなので(ないとは言わない)、女性には理解できない深層心理が隠れているのかも。


『黒い家』で好きな登場人物は三善さん、葛西さん、重徳。

主人公サイドよりサブに感情移入していました。

・・・・感想を書き終りましたが本当に怖かった・・・!!

朝ちょっと寝ましたが、やはり悪夢にうなされました・・・。

私はストレスがかかるとすぐ夢に出るたちです・・・。主人公と同じ・・・。

今日もうなされるのかなぁ・・・ああ・・・。

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